今日はテレビで「千と千尋の神隠し」を放映していた。、、
公開は2001年なので18年も前の作品であることに
あらためて驚くばかり。
18年前は自分の歯科医院をはじめて2年目。
映画を観に行く余裕もなく後からDVDを購入した口だが、
今からしたら惜しいことをしたと思う。
言わずと知れた宮崎駿監督の作品で、
この作品だけで邦画1年分の興業を稼いでしまい、
同時期に公開された作品を食ってしまったことで
制作スタッフが困惑するという結果になった。
人気作品なので様々な解釈がなされているが、
この作品を「経営者目線」で観ると大変興味深いのである。
明らかに宮崎監督が『仕事と若者』を意識した作りであり、
湯婆婆のセリフは経営者的にいちいち御最も。
最後の銭婆のセリフも意味深である。
ラスボスのところまで行って何も起こらない。
「そういうものですよ」と宮崎監督は言うのだが、
ここでラスボスを倒しても何の解決にもならないことを
ラスボスが語っているのだった。
千が電車に乗るくだりで
三宅は泣けてどうしようもなくなってしまう。
18年か・・・。