「癒し」という言葉を耳にするようになって久しい。
国語辞典にも載っていない特別な言葉だが、
もはや「癒し」は市民権を得てしまっている。
ネットでようやく説明したページを見つけた。
かいつまむと、宗教的な意味合いが本来の使用法だそうで、
“悪魔払い”の行為を指すとも書いてある。
ずいぶん曖昧な言葉だと前から思っていたが、
先日、あろうことに自分の「癒し」らしきものを見つけてしまった。
写真のアンモナイトである。
小学生だった三宅は化石に狂っていた。
大人用の化石事典をいくつも読みあさり、
父親にせがんで化石の産地でもある北海道三笠市まで
連れて行かさせる程好きだった。
これが「癒し」というものかどうか
まだよくわからない。しかし、眺めていると
懐かしさを超える「何か」が心に湧いてくる。
写真のアンモナイトは娘が買ってくれたものだ。
今度何かお返しをしなければなるまい。
