院長の「なんていうか」日誌

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「いしかわひとみ」は名アシスタント

「いしかわひとみ」


この名前を電話で聞いた時に三宅が、


「『まちぶせ』を歌う人ですか?」


と彼女を紹介してくれた人に質問をして
困惑させた。


今年の4月2日、勤めて5年になる彼女は
オールラウンド・プレイヤーである。
仕事において、なにをやっても
勘所を持っていて巧みな歯科衛生士である。


彼女も患者様に人気のある歯科衛生士だが、
指名を受けるほど熱烈なファンを幾人も持っている。
さらに男の子の扱いに関して抜群で、
治療の合間に親しげに話し仲よくなってしまう。
これまた三宅が敵わない。


「いしかわひとみ」は掛け値がなく、
きっと思っていることをズバリ言う女性だ。
ズバリなので、時おりビックリさせられるが、
そこが彼女の人気の秘密であろう。


三宅は仕事をする際に、
アシスタントたる歯科衛生士に
細かく指示を出すようにしている。


「タービン用意して、バー(削るもの)は小さいの、
あと、今日治療する部位のレントゲンを出しておいて!」
などどオーダーすると、
彼女の場合たいがい三宅が言う前にすべて揃えて、
レントゲンも出して、デジタルに拡大までしてある。
すでに三宅の好みを憶えていてくれるのだが、
さらに、


「CR(つめもの)の用意もしておいて。」
と追加オーダーをすると、


「もう出してます。」


と、完璧に揃えてしまっていることがほとんどだ。
ここまで三宅の思考の先を読まれていると、
なんだか少々悔しい。
英語で「アシスト:assist」の語源は
<人の側にいる>という意味からだそうだから、
真に彼女は優れたアシスタントなのだが、
なんだか、やっぱり悔しい。



彼女の本領はお酒が入った時である。
ちょっとお酒が入ったら直ぐに彼女は
「あねさん」になり、
周りのグラスが空いていれば即座に注文し、
三宅の飲みが甘いことを指摘する。


そして、最後には皆を連れて次の店に行くか、
自分の家に連れて帰り泊まらせる。
きっと、三宅が泊まりに行っても
泊めてくれるだろう。
線は細いが、彼女の懐の深さはかなり大きい。


ご主人が迷惑じゃないのか少々心配だが。


シャイな彼女は今回、
写真に撮られることを嫌がった。
三宅が追い掛け回した揚げ句、
ようやく遠方より撮らせてくれたのが下の写真である。




今度はお酒の入った時に撮らさせてもらおう。