院長の「なんていうか」日誌

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歯科公衆衛生のゆくえ

日本やアメリカでは現在
「エコ・ブーム」である。


二酸化炭素<CO2>が増えすぎると
地球が温暖化して平均気温が6度上がるのだそうだ。
このたかだか6度がくせ者で、
海面の上昇や疫病の大量発生など、
様々な問題が起こるという。
偉い科学者の警告であり、
小学生の娘でも知っている。


三宅もエコしている。
信号待ちで車のエンジンを切り、
スタッフの付けた医院の電気を
細かく消してまわっている。


ただ、個人的には
少々みみっちい感じが
しないでもない。



先日、櫻井よしこ女史のコラムを読んだが、
二酸化炭素排出量は10年前の予想より多いのに、
気温は予想通り上がるどころか
下がっているのだという。
地球温暖化の根拠になった
科学者の予想は既に間違いだと
書いてあった。


地球の気温は定期的に上昇と下降を繰り返し、
このあとは下がるばかりだと云うのだ。


もちろん、この諸説が正しいかどうかは
田舎の歯医者が判断することでもないのだが、
必ずしも世間でまかり通っている話が
正しいとは限らない可能性を教えてくれている。


さて、少々こじつけだが
我々歯科関係者が気になる
「むし歯」はどうだろう?


むし歯も世界的に減る傾向なのだが、
<むし歯>という病気の“種”として
もう減少に転じているという説がある。
どんな感染症も何十年という長いスパンのあと、
必ず減少に転ずるというものである。


つまりは我々歯科関係者の努力に関係なく、
時が来て<勝手に>むし歯が
減っていっているという
学説が存在するのである。


なるほど、そういうこともあるかも知れない。
しかし私はこの理由を、
職業上認め難い。
我々が何十年以上も頭を悩ませ、
苦心して公衆衛生活動へ歳月を捧げた結果が、
まさか徒労であったはずがない。



もうすぐ学校健診シーズンである。
どうしてくれよう。