院長の「なんていうか」日誌

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「鳥を見た」

昼休みが明けようかという午後、
自宅の外で騒がしいと思ったら、
カラスが窓の外に来ていた。
おまけに凄い剣幕で鳴いている。



「クワーッ。」



こんなの初めてである。
窓枠にカラスがへばりついて
こっちを見ているのである。
なんたることだ。


人が出したゴミをつっついて
散らかすだけでもけしからんのに、
ついにはプライベートまで
覗くようになったのか。
世も末である。



違うのである。
その後カラスはベランダに移動し、
「カア、カア」と鳴き始めた。
そう言ってるうちに2羽目の
カラスも登場して
ベランダから顔を出している
三宅を威嚇し始めた。
もちろんB型の血が騒ぐので、
三宅も威嚇する。
「クエェ〜。」



屋根の上で別なカラスの
鳴き声もするので、
どうやら3匹でなにか
揉めているようである。


3羽とは言え
カラスを目の当たりにすると
少々怖い。
三宅のNG(怖くて見られない)映画、
[鳥](The birds:1963)を連想してしまう。

鳥 (The Birds)  [DVD]

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ヒッチコックが監督した有名なこの映画は、
事実を元にヒッチコックが映画化したものである。
幼少の頃、父とテレビ放送で観てから
すっかりダメである。


あらぬ想像をしている間に、
3羽のカラスは飛び立ち、
2羽は駐車場のシラカバへ、
1羽は街路樹まで飛んでいった。




シラカバに残った2羽は、
仲むつまじくクチバシを絡めていた。


「クチバシ絡めてるよ!」
という三宅の声を聞くやいなや
一緒に見ていた家内は、



「三角関係だわ!」


「ええ?」


「もつれてるのよ。」




カラスは一夫一妻制である。
カラスもいろいろ大変なンだなぁ。