院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

Dolton

みやけゆう歯科医院の
「北見おいしい店探訪シリーズ」
第4弾の登場である。


いままでのお店も
間違いなく美味しいのだが、
今回紹介するお店は
みやけゆう歯科医院を
開業するに当たって、
その[あり方]を
相当参考にした店である。


北見市高栄東町にある
「Dolton(ドルトン)」は
茶店である。



高栄のバス通り


バス通り沿いにある
この喫茶店に初めて行ったのは
三宅の大学時代に兄に連れて行ってもらった。



この「Dolton」、
外観からして変わっているが、
お店の中も相当変わっている。
明快な世界観のある店だ。
もっとも、三宅が好むのは
世界観のあるお店ばかりであるが。


雑誌からマンガまで多数の本があり、
かなり綿密に更新されている。
マンガ喫茶かと訊かれると、
ちょっと違うと思う。
喫茶や食事を楽しむために
本があるのであって、
うまく言えないが、
お店の世界観を構築する一手法であり、
マンガ好きを集めるためでは
決してないだろう。


みやけゆう歯科医院の待合室で
雑誌を多く取り揃えるよう心がけているが、
それはこのお店を真似ているのである。


日本は世界中でも例を見ない
[ドリンク大国]であり、
自動販売機などは他国の研究者が
少子化の対策のために街中に販売機を置いてある。」と
分析された様に、
販売機でもコンビニでも、
いつでもどこでも
飲み物が手に入る。
味もまぁまぁだろう。


しかし「Dolton」のドリンクは
その一線を超えており、
茶店の意地を守っている。
何を飲んでも明らかにそれは
「オリジナル」の味がする。


例えば、
アイスティーなどは多くの場合、
ファーストフード店やちょっとした
食堂で飲んでも、
[いつかどこかで飲んだ味]である。
ところが「Dolton」でアイスティーを注文すれば、
ここでしか飲めない味で出てくるのである。
昔はともかく、
今の時代では貴重な話だ。
ちなみに「Dolton」のアイスミルクティー
かなり美味い。これを飲んでは
もはやペットボトル入りの紅茶は
飲めなくなってしまうので、
ペットボトル系がお好きな方は要注意である。
紅茶が好きな方なら癒されてしまうこと請け合いだ。





写真は食事メニューのひとつ、
[ジャム&バターMIXトースト]である。
ジャムとバターをぬっただけの
トーストと侮ってはいけない。
抜群のMIX具合と相まって
とても美味しいのである。
三宅は普段パンにあまりバターは
ぬらないのであるが、
このトーストだけは別である。
大抵は家族で行く店なので、
このトーストを食べれば
家族中で群がり食べきってしまう。


皆我を忘れ、空腹の犬のように
黙々と食すのである。
美味いものを食べる時、
誰もが無口になるのは
三宅家だけではあるまい。


「Dolton」のパン物のレベルは
相当高く、家庭でマネ出来るものではない。
以前ご主人に「どうしてここまでおいしいのか?」と
訊いたところ、「わからない。」との答えだった。
ご主人が自宅に戻って同じ食材を使って作っても、
同じ味にならないのだそうだ。
なんて興味深い話だろう。




写真はアイスココア
(タバスコのコップに入っているが、タバスコは入っていない)


どこに行ってもこの味は
飲めないのではないか。
しかし、どこか懐かしい味である。
強く、そして恋人のキスのように甘い。
三宅の子供に飲ませれば、
誰も三宅にくれようとはしない。
父親の権力を乱用しなければ、
三宅の口には入らない。
それほど美味しい。




記事を書いているうちに、
ああ、これから「Dolton」に行ってこようか。
そんな気になってしまった。
「Dolton」には三宅が気に入っている
決定的なドリンクがある。
ご紹介したいところだが、
それはまた別の機会にしよう。



行ってきます。