今朝、野良犬を見た。
正確には、
「首輪を付けていない飼い犬の独り歩き」
ではないかと、
犬の毛並みから見て想う。
それにしても珍しい。
けっこう大型犬の部類に
入るのではないか。
犬は緑園通りを自由に往来し、
幾度か車を止めていた。
三宅が小さい頃、
野良犬は沢山いたと思う。
特に人を襲ったりする訳でもなく、
痩せて、お腹が空いている
かのような仕草をするだけである。
そういう犬を見たら
極力、エサをあげるよう心がけていたが、
大人になった今から見ると
とんでもない話である。
しかし、
野良犬は昭和のうちに
姿を消してしまった。
清潔だなと思う反面、
生き物の住まない
なんとも無機的な
街並みになってしまった
のではないかと
漠然と心配するのである。
この犬はどこへ行っただろう。