院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

運動会の日

今日から[シルバーウイーク]で
お休みという人も多かったことだろう。


三宅は娘の幼稚園の運動会で
朝早くから出かけていた。
娘の幼稚園は北見市でも
園児の多いところだそうだ。
毎年園の駐車場は父母と
祖父母の車で膨れ返るので、
早めに出撃するのがコツである。





園舎からグランドの端までぎっしりと
父兄が集う。
目前に園児たちが競い、演じる。
小学校になると
この臨場感は失われ、
遠くから眺めるしかない。


三宅の小学生時代は
そうではなかった。
父兄たちの目の前を
走り、踊ったったものだが、
どうしてしまったことだろう。
しかし、
幼稚園では園児たちの
鼓動が聞こえそうな
距離で観覧することが出来る。




父兄の数も多いので、
歯科関係者も多い。
確認しただけで、


歯医者3名
歯科衛生士3名
歯科助手1名


を確認した。
もっと関係者が会場に
いたのかも知れない。
「石を投げれば歯科に当たる」
なのだろうか。



三宅の娘は
速く走る訳でもなく、
お遊戯をキッチリ踊る訳でもなく、
周囲を観察しながら、
無表情にプログラムをこなしていた。
身に覚えがあるので
説明させて頂けるなら、
そうやって「場」を楽しんでいるのである。




幼稚園の運動会が最大に
盛り上がるのは、
年長さんによる
「クラス対抗リレー」である。
5〜6歳児が一生懸命に
走る姿は思わず息を飲む。
それほど体力差もないので、
毎年接戦になりやすい。
会場からは惜しみない
応援の声が上がり、
否応なく全体で盛り上がるのである。
運動会最後の競技で、
年長さんにとっては
真に最後の運動会である。
年長の担任の先生方はもちろん、
園の先生方は
万感の想いがあるのではないか。



三宅も声を挙げて応援する。
娘はまだ年長ではないので、
知らぬ子ばかりであるが、
声を出さずにはいられないのだ。



アンカーで最後の走者となった
園児はゴールを前に
バトンを右手に高く上げ、
迷う事なく走り抜けた。
彼は幼稚園に上がる前、
みやけゆう歯科医院で
泣きながら健診を受けていた
顔なじみであった。




そして三宅は
少しだけ泣いた。