院長の「なんていうか」日誌

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大阪「くいだおれ」的な休日


シルバーウイークもあっと言う間・・・。」



三宅はこの連休に
大阪にいる親戚を訪ねていた。
飛行機に乗れば
女満別から大阪の空港まで
ほんの2時間[ひとっ飛び]である。
息子が「車で大阪まで何時間くらい?」
としきりに質問してくるのだが、
実際の距離では
優に2000キロはあるのだから、
陸路でその距離を想像することは
ちょっと難しい。



上の写真は、
親戚の家の側にある水田である。
北見でも米を作ってはいるかもしれないが、
写真の様に何処にでもある訳ではない。
その気候から米は少数派であり、
逆にタマネギやジャガイモ畑に
囲まれているのが北見である。



大阪と云えば「くいだおれ」である。
「京との着倒れ、大阪のくいだおれ」と
昔から大阪の食文化は
発達していると聞く。
そう聞かなくとも
いままで大阪で食事をした
三宅の経験を持ってして、
高度な食文化である事に
異論を挟む余地など
これっぽっちも無い。
ともかく、
三宅は無事に帰ってきているので
「食い倒れ」ずに済んだのである。




大阪であれば、
「たこ焼き」と
お好み焼き」を
連想して差し支えない。
それほどに街中で
それぞれの店を見る事が出来る。


写真は、
近くのヨーカドー内にある
たこ焼き屋である。



北海道の「たこ焼き」とは
大きさが少し小さい。
味は抜群である。
アツアツで出てくるので
口に頬張った途端、
「あちゃちゃ・・・。」と
身悶えする。
しかし、
あまりに美味しくて
感激しきりである。
ただ、
5月にスタッフと大阪に来た際に、
このたこ焼きを食べさせて
あげられればなァと念が残る。




これは「お好み焼き定食」である。
以前、北見の先輩歯医者に
この定食の存在を知らせたが、
全く信じてもらえなかった。
実兄にしても信じていないだろう。
北海道では「お好み焼き」は
おやつかファーストフードに近い。
しかし大阪では
お好み焼き定食」は常識であり、
明確な文化である。
このお好み焼きがまた美味い。
美味すぎるのである。
失礼だが、
ヨーカドーの
ファミリー向けコーナーで
このレベルである。
人気店など行ったら
どうなってしまうのだろう。




大阪の名物ではないだろうが、
デザートの店も立ち並ぶ。
北見市にも名店が沢山あるが、
多彩さという点で
都会には敵わないと
思い知らされる想いだった。


写真は21日にも紹介した
アイスクリーム店
マーベラス・クリーム」。
なんだかおしゃれなので
食べてみる事にした。
おしゃれなんだけど、
流石に踊り「マーベラス!イェ〜」
とか言いながら
アイスクリームを混ぜる
このお店には驚きを隠せなかった。
ノリの良い大阪人も
三宅の家族同様に沈黙していたが、
新しい文化なのだろう。
アイスクリームは
ベリーナイス。




写真は「ひつまぶし」。
ウナギを切り分けて、
ごはんに『まぶして』ある
関西の伝統的食べ物。
昨年までの41年間、
この食べ物の事を
三宅は「ひまつぶし」だと
信じて疑わなかった。
昨年、平然と「ひまつぶし」と
言った三宅に家人は目を大きくして、
「ほんとにそう思ってるの?」と
ひどく珍しいものを見る様に
三宅の顔をのぞき込まれたのが
未だに悔しい。
悔しさに関係なく「ひつまぶし」も
これまた美味なる味である。



かくあるように、
大阪での食事は
驚くほど美味しい
食事の連続であった。
食い倒れ寸前だった。
なんだか、
海外に来ているようでもある。
そろそろお茶漬けを
食べたい三宅かというと、
いえいえ、
今日もたこ焼き、
お好み焼き定食でも
問題ない男である。



今日、
帰りの飛行機の中でもと、
伯母が家族分の
弁当を持たせてくれた。




赤いウインナーを食べるのは
何年ぶりだろう。
仕出し弁当などに入っていても
なんていうか、
敬遠するのだが、
伯母のウインナーは
これまた美味しいのである。
はて、赤いウインナーは
こんな味だったか・・・。



聞けば今朝6時から起きて
弁当を作ったそうである。
伯父も伯母も
空港までの電車内で
弁当を渡したくて
仕方がなかった様だが、
別れ際までずっと
伯父が持っていた。


思うに、
このウインナーの味は
三宅の知るウインナーの味を
遥かに超えてしまっていた。
伯母の愛情がそうさせるのだと思う。




大阪の味は歴史と愛情に培った
胸に染みる味である。