院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

みやけゆう歯科医院の受付嬢

「先生ッ」



札幌に到着し、
ステラプレイスからエスタへ移動中、
不意かつ明快に三宅は呼び止められた。
瞬間、[あらきめぐみ]の強力な情報網に
引っかかったのではないかと、
「誰に捕まったんだろう」と思いを巡らせた。
しかし、



「先生、お久しぶりです。」



「あれー。」



声の正体はみやけゆう歯科医院の
初代受付嬢[はんだ]さんであった。
スレンダーで目に力のある彼女は
キャスケットを被りニコニコしていた。



思い起こせば12年前の7月。
みやけゆう歯科医院の建築も進み、
スタッフの募集をかけた翌日、
速達で1番に届いたのは
[はんだ]さんの履歴書であった。
かくして[はんだ]さんは
みやけゆう歯科医院の受付嬢に
なったのである。


彼女の特徴はなんといっても
宝石のような眼の美人である。
目の大きさと相まって眼力は
相当なものだ。


ここだけの話、
美人しか就職出来ない
当院のルールは彼女から
出来たのである。
そえゆえに、
みやけゆう歯科医院在籍中には
受付で何度かナンパされたと
聞かされて驚いたことがある。
歯科医院でナンパとは
けしからん話しである。
しかし[はんだ]さん以外にも
聞いたことがあるので、
そんなに珍しくないのかもしれないが
院長に断ってからにしてほしいものだ。



そんな彼女も数年前に
結婚して退職。
いまは彼氏の転勤で札幌に住む。
ご実家が北見だから
いつか会えるだろうと
思っていたが、
札幌で会うとは考えもしなかった。



主婦となり
みやけゆう歯科医院を離れた後も
彼女は益々きれいになっていた。
きっと生活が充実しているのであろう。
北見に帰ってきたら
また一献交わそうと約束して
彼女とは別れた。


みやけゆう歯科医院も開業12年を過ぎた頃から
今回の再会の様に、
この10数年を振り返るような
事象が起きている。
次へのステージに移行していく
知らせなのかも知れないと
ロマンチックに思う三宅であった。




・・・と感傷に浸って
今日のブログを書いていたら、
みやけゆう歯科医院の受付嬢ナンバー2の
[あらきめぐみ]からメールがやってきた。



「三宅一家にあったぁ〜とメールきてましたよ〜。」



恐るべき受付嬢達・・・。