ドルトンは北見市にある喫茶店である。
今年30周年と言うから
老舗の人気店と言う事になろうか。
三宅が初めて行ったのは
大学生の時に兄に連れられて
行ったのが最初である。
その時にタマゴサンドを食べて
感動した覚えがある。
みやけゆう歯科医院を創る際、
この喫茶店で打ち合わせをしているうちに
「こんな感じで」と思うようになり、
終いにはベンチやテーブルの職人まで
真似をする事になったのである。
ドルトンの真骨頂は
ドリンクにあると思う。
失われつつある味が
この店で頑なに守られている。
冬場に飲むドルトンのホットココアは
至福の味である。
「おっ」と思うほど甘いのだが、
その甘さは上品であり、
なんていうか豊かな甘さである。
今風に言うと「癒し」であろうか。
飲んでいるうちに「♪」マークが
自分の頭に立つ。
ものが溢れ、家庭に居るままに
なんでも食べれる時代でも、
「ちょっとお茶を」と
出掛けることは我々の文化として
大切にしたいものだと、
甘いココアをのみながら
想いを馳せた。
ドルトンのマスターとは
旧知の仲であるが
先日家族で食事に行った際に、
「有さん、ブログ見たよ。
ドルトンの事書いてもらって・・・。」
「いや勝手に書いてすみません。」
「いやいや。でもあれだもね、
哲学的な書き方してぇ、
作家気取りだもんね・・・フフ。」
人生甘くない・・・・。