Sさんはみやけゆう歯科医院に
平成10年にはじめていらした。
以後、定期的に歯石を取りに
いらっしゃる有り難い[常連さん]である。
いらっしゃると
いつも[ちょこん]と診療台に
腰掛けていらして、
言葉少なにニコニコしておられる。
花に例えれば[リンドウ]だろうか。
いつもいらしていて
お変わりもないので
「先生、私がこの歯科に来て10年ですよ。」と
ご本人から指摘されるまで
三宅はその年月を気付かなかった。
さらにお聞きすると、
昭和48年に北見市へ
越していらしたのだそうである。
昭和48年といえば三宅が7歳の頃で
みやけゆう歯科医院のある辺りを
ウロウロしていたので
Sさんともどこかですれ違って
いた事であろう。
そう考えると
ずっと見守られているようになるので
これまた有り難く思うのである。
写真を撮らさせて頂いたのは
少し前の事だが、
「ブログの為に写真を・・・。」
と三宅が言うとSさんは
三宅がはじめて見るほど
ビックリなさって、
「い、今ですか。ダメです。」
その日、Sさんはいつも通り
清楚な格好でいらしていたのに
髪が整っていないからと
後日の撮影になったのが上の写真である。
そのままでも良かったのにと
思うのは三宅のデリカシーのない
部分かも知れぬ。
Sさんは果実酒を作るのがご趣味で、
三宅にも[グズベリー]の果実酒を
分けて下さった。
普段三宅が晩酌をする事は
ほとんどないのだが、
Sさんのお酒をちびちびと
飲むのが密かな楽しみである。
木言葉は
「無限の愛」