院長の「なんていうか」日誌

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クールな名前?


2001年に開園した日本で2番目の
ディズニーパークが
東京ディズニーシー]である。
三宅がシーへ行ったのは開園して
2〜3年目だったと思うが、
見どころ満載で未だに
行った事のない場所がある程広い。
どこから見ても風光明媚なのが
このパークの特徴だろう。


今回、昨年新しくできたアトラクション、
タートル・トーク]へ足を運んだ。




Pixer作品、
ファインディング・ニモ](2003)
に登場するウミガメ[クラッシュ]と
ハイドロフォンという海中用マイクを
使ってゲストと話をする
参加型アトラクションである。
会場に入ると正面に大きな
スクリーンがあり、
海中を覗いている格好になっている。




ベンチが用意されており、
前方3列はキッズ用、
後方は大人用とうまく分けられている。
三宅は4列目の右端に
おとなしく座って観る事にした。



司会のお姉さんに呼ばれて
クラッシュが泳いでくる。


「やっほ〜、たくさんいるなぁ。」


映画のままの声で
流暢に話すクラッシュは
優雅にスクリーン内を泳ぎ回る。
どう見ても話と口元はぴったりで
どうやっているのか・・・
すばらしい技術である。


司会のおねえさんが、


「クラッシュ、ウミガメの挨拶を教えて。」


と言うとクラッシュはこう言った。


「ほーい、それじゃぁ、
 前から4番目の右端ぃ、黒い甲羅の人。」


最初は何を言っているのか
分からなかったが、
三宅が当たったのである。
新年早々運を使い果たすような珍事、
いや幸運である。
司会のお姉さんが
マイクを持って走ってきた。
以下、クラッシュと三宅の掛け合い。


「お名前は。」


「三宅有と申します。」


「ミヤーケ、ユウゥゥゥ。クールな名前だねぇ。
 それじゃあ、行くぜ。
 俺が『みんな最高だぜぇ』って言ったら
 両ヒレ(ウデ)をあげて、
 『イェーイ』って叫ぶんだ。いいかい?」


「はーい。」


「みんな最高だぜぇぇ。」


「イェェェェェイ。」(思いっきり両手を挙げる)



「元気じゃねぇかぁ、ミヤケ、ユウゥゥゥ。
 ありがとう。」


「それじゃあ、会場のみんなも行くぜぇ、
 みんな最高だぜぇぇぇ。」


「(小さく)イェーイ。」



「・・・ミヤケ、ユウゥゥゥに負けてる。
 もう一度、みんな最高だぜぇぇ。」


「イェェェェェイ。」


「後ろの大人、油断するなぁ。」



・・・といった具合にクラッシュと
会話してきたのである。
自分が当たったという事もあるが
会場は終始笑い声が聞こえる
とても楽しいものであった。
「子供だけ大喜びで
 大人は息を殺している」
などという状況を作らぬよう、
巧みな話術で会場を
取りまとめているのである。
ここらへん白けた
ジャングルクルーズなどとは違い、
あたらしいアトラクションである事を
強く感じさせるものである。


東京ディズニーシーの人気は
間違いないものだが、
それに甘えず、
必死でこの世界観を
創り上げているのであろう。
あれだけの内容を創り上げて
ゲストにも媚びずに
面白いというのはなかなか
ない事だと思う。




しかし、
振り返るに、
クラッシュが
「ミヤーケ、ユウゥゥゥ。」
と言うと会場から
「クスクス。」と
笑いが起こったのだが、
何か可笑しかっただろうか。