院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

恐怖のDVD



三宅は[ホラーもの]などは
普段から観ないのだが、
昭和大学小児歯科学教室の
先輩からそれはそれは恐ろしい、
[恐怖のDVD]が送られてきた。


内容は三宅が歯医者に
なったばかりの
平成3年に行われた
医局旅行のVTRであった。
こんなビデオが残っていたなんて・・・。


DVDを再生すると
わずか1分未満で
エレベーター前に立つ
19年前の三宅が写るのだった。


「ギャァァァァァァァ。」


思わず叫ぶ。
メラメラと顔から火が出る。
冷や汗が流れる。
写真はともかく自分のビデオが
こんなに怖いものだとは
思ってもみなかった。
諸先輩方も当然若い。
ああ、Time goes byである。


新人医局員は宴会で出し物をするのが
通例であり、
同期生達は考えた揚げ句、
当時流行していた
Winkの[悲しい熱帯魚]を
衣装を着けて歌う事になったのである。
一番年上の姉さん同期が
相田翔子を、
鈴木早智子役が三宅だった・・・。
当日、化粧された自分の顔を
見ずに舞台に上がったが、
三宅の顔を見て
先輩方がゲラゲラと笑った。



出し物は大受けにウケた。
昭和大学歯科病院で
当時一番の美人と言われた
歯科衛生士と並んで
写真を撮るチャンスに恵まれたが、
衣装と化粧をしたままの
ツーショットであり、
やんぬるかな
ほろ苦い思い出である。
写真は失われて手元にはない。



それにしてもその場面は
家族とは観る事が出来ない。
一人でも観れない。
結果、思い出と共にお蔵入りである。




青春とは甘く切ないものなり。