家人を無理につれて
またまた[洋食工房Cork(コルク)]さんに
ランチへ行ったのだが、
席に案内される際に、
「いつものお席でございます。」
と、既に顔を覚えられているようだ。
行き過ぎである。
http://d.hatena.ne.jp/miyake-yuu/20100303/1267604829
家人は、
「また鶏肉?」
と訊くが、
根が天の邪鬼というか
へそ曲がりなので、
「またか」と訊かれると
「ちがう」と答えたくなるのである。
しばしメニューとにらめっこの後、
今日は「ポーク・チョップ」に決める。
決めた後で「鶏肉が良かったか。」と
自問自答する。
正直、ポーク・チョップの
ケチャップなイメージが
良くなかったのである。
料理を出されて驚いた。
三宅がイメージしていたものより
遥かに肉厚でゴージャスだった。
ケチャップの香りなどみじんもない。
つまり三宅はいつしか
ポーク・チョップがケチャップの
味付けだと思い込んでいたのである。
恐らく、
「ポーク・ケ・チャップ」
という三宅の[脳内ダジャレ]から
この様な混乱が
招かれたのではあるまいか。
迷惑なダジャレである。
一口食べたときは
良く理解出来なかった。
二口食べて豚肉がこんなに
柔らかいものだったかと驚く。
三口目でどこか外国の
大使館に招かれ晩餐会に
出席しているのかと錯覚した。
家人がお姫様に見えたかも知れなかったが
あまりに美味しくて
憶えていない。
大きな感動と共に
写真にあるポーク・チョップは
すべて平らげてしまった。
お肉にかかっている
ソースが美味しくて
お皿を舐めようかと思ったが、
家人の視線に止められた。
時として思い込みは
人生の楽しみを損なう様である。
今までどれくらい
失ったのだろう。
急いで取り戻さねばならぬ。
次はビーフシチューで決まりだ。