「鶏がさきか卵がさきか」とは
生物学的な永遠のテーマかと
思われるが、
数年前にどこかの外国で
結論が出たと聞いた。
ま、そんなことは関係なく
今回はお店の話である。
[鶏がさきか卵がさきか]
通称「ニワタマ」は
札幌にある居酒屋である。
三宅が大学生の頃、
同級生に連れられて
来たのが最初だったが、
出てくる料理は鶏肉かタマゴ、
ちょっと変わってエビフライだけなので
鶏肉が好きな三宅にとっては
まさにパラダイスな
居酒屋であった。
このお店のこだわりは
農家と契約して鶏肉や
タマゴを仕入れていることで、
決して冷凍された肉は
使わないとしていることである。
ああ、鶏肉の味はこうだったと
思い出させてくれる。
何より熱々で運ばれてくるので
どれを注文しても間違いなく美味しい。
オムレツは絶品である。
絹のような焼き上がりに
中はとろとろのジューシーで
リッチなオムレツである。
どんな訓練をしたら
こんなオムレツが焼けるのだろうか。
焼いたことないけど。
デザートも凝っている。
[アイスもなか]はオリジナリティが高く、
杏仁豆腐に至っては
ちょっと他では食することの出来ない
これまた美しい絹のような姿で
とろけるような舌ざわり・・・。
ココナツミルクが邪魔をしない
洗練された味わいである。
鶏がさきか卵がさきか
札幌市北36条西4丁目1−25
011-736-3851(予約できます)
JR札幌駅からちょっと遠い。
地下鉄南北線の終点、
麻生駅から歩いて7〜8分だろうか。
しかし、時間をかけて行く
価値あるお店だと思う。
数年ぶりに行ったが味が変わることなく、
スタッフのみなさんも
すごぶるフレンドリーで
静かな感動を呼ぶ
知られざる居酒屋である。
北見にあったら入り浸るのだが。