「お弁当頼んでちょうだい。」
三宅の母はいつも
いきなり連絡をしてくる。
家族の会合にお弁当を用意して欲しいと、
日曜の、それももう
夕食の時間に電話が来た。
母は味にうるさい。
好みがはっきりしているのである。
よってお弁当を用意するといっても、
どこでも良いという訳には
行かぬのであった。
これはもう［ホテルパコジュニア北見］さんに
お願いするしかないのである。
パコさんのお弁当は
基本的に前日までに
申し込む決まりだが、
もう夕食の時間である。
もうちょっと早い時間に
連絡してもらえなかったかと思うのだが、
自分の母親の上に、
『ごちそう』にありつけるのだがら、
致し方ない。
恐る恐るパコジュニアさんに
電話をしたら、
フロントの方が
親切にしてくださり、
料理長さんに確認の上で
快諾して頂いた。
無理をさせ申し訳ないが、
母はパコさんのお弁当を
たいそう気に入っているのである。
母が奮発してくれたので、
豪華なお弁当がやってきた。
天ぷらからステーキまで入っており、
品目の多さにビックリである。
エビチリに舌鼓を打ち、
家族でお弁当を囲んで
大好評だった。
母も「美味しい、美味しい。」と
いつになく箸が進んで、
自分の好きなおかずを
三宅の折から奪って食べていた。
ああ、おいしかった。
美味しい弁当は、
場を和ませる。
こんどはパコさんの
レストラン『北美月』に
母を連れて行こう。
ホテルパコジュニア北見
北見市大通東2丁目
0157-23-8512
※お弁当は要予約
まずは↓クリック
http://www.paco.co.jp/kitami1/
