院長の「なんていうか」日誌

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[プリンセスと魔法のキス]をもう一度


プリンセスと魔法のキス]は
2009年にアメリカで公開、
今年の春休みシーズンに
日本公開であった。
三宅も子どもを連れて
映画館に観に行ったのであった。


http://d.hatena.ne.jp/miyake-yuu/20100403/1270302092
プリンセスと魔法のキス



いよいよDVDも発売になったので、
さっそく2回目を観る。


印象深いのは楽曲である。
この作品はミュージカル色が強い
作品である。
舞台になるニューオリンズ
ジャズの聖地であるので、
全編ジャズ調である。


オープニング、
[それがニューオリンズ]の
軽妙なリズムから物語は始まり、
主人公ティアナが歌う
[夢まであとすこし]が
主人公の想いと
物語のストーリーを
どこか物悲しいジャズに乗せる。


『想い通り行かないんだけど、
 わたし、がんばるわ。』
そんなメッセージが伝わる。


なんて素晴らしい楽曲だろう。
作詞作曲は・・・
ランディ・ニューマンである。



ディズニーランドの
ワールドバザールでも彼の曲が
流れているのだが、
彼が多くのPixer作品の
サウンドトラックを作り
我々を魅了してきた
この世界の重鎮である。


現在公開中の
トイ・ストーリー3も彼の楽曲であり、
郷愁を誘う音楽を作らせると
本当にうまい。


何といってもディズニーアニメで
「肌が黒い女性」が主人公になったのは
はじめてである。
アメリカ大統領がそうなのだから、
そういう時代なのだろう。



この作品は
いくつか今までのタブーを破って、
かつうまくストーリーに生かしている。
主人公の肌の色然り。
主人公の両親がストーリーに絡むのも
アンチ・ディズニーではないか。


これは『魔法にかけられて』でも
見られた手法で、
過去数年のディズニー作品を
自ら否定するかのようである。


脚本も2度観るとますます
良く練られたものだと感心する。
個人的にはトイ・ストーリー3より
伏線が収拾されていて
物語はより上質である。
観た後の「よかった」感が
じわじわとやってくる。


アメリカでは素晴らしい
興行成績だったが、
日本ではあまり
話題にならなかった様だ。


好みもあるだろうが、
こういった上質な作品を
観る事が出来て
三宅は幸せである。



ああ、サウンドトラックが欲しい。



プリンセスと魔法のキス ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]

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