院長の「なんていうか」日誌

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記念祝賀会


週末の出張の主だった目的は
三宅が大学時代に
小児歯科学を学んだ
教授の退職に伴う
記念祝賀会であった。


札幌にあるホテルの
会場に着いて驚いた。
日本小児歯科学会の重鎮から、
母校の三宅が習った
教授陣がずらずらと
顔を揃えていたのだった。



当然といえば当然だが、
実際に目の当たりにすると
驚いてしまう。
用意された座席に着き、
辺りを見回して
さらにビックリした。
20年前、三宅に歯科学を教えた
教授だけじゃなく講師の先生方までもが
ずらずらと三宅の周りに
座っているのである。



これまた驚いた上に
にわかに緊張した。


同じテーブルには
[歯を抜く]科で
三宅をやさしく諭した
講師がおられ、
テーブルの1つ向こうには
[入れ歯]科で
三宅に厳しく指導した先生がおられ、
2つ向こうには、
[歯につめもの]科で
三宅に山のような宿題を出した
先生までおられた。


なんていうか総決算である。




食事が喉を通らぬ。
20年前の記憶が
鮮明かつ走馬灯のように
よみがえるのであった。


しかし、
テーブルの3つ向こうには
学生の頃憧れた
非常勤の先生が
今も変わらぬカッコ良さで
談笑しており、
三宅が小児歯科医を目指すように
影響を与えた1番目の師匠も
更に向こうのテーブルで
微笑んでいる。


そう気付くと
自分の診療スタイルが
多くの先生方から
分けて頂いているのに気がついた。


そう思へば
長く厳しい学生時代も
紛れもない自分の糧であり、
会場には恩師ばかりが
座していると思えば
感慨深い気持ちを感じられずには
いられなかった。



しかし、こう見えても
三宅はシャイなので
挨拶は限られた先生だけに
留めておいた。


怖いし。