先日の接遇研修で
『自分の好きなものを相手に説明する』
といったロールプレイが行われた。
2人1組のペアで行うのである。
三宅と組んだのは[おおたに]であった。
初っぱなから三宅の番である。
いきなり「好きなものを」と言われても
意外にパッと思い浮かばない。
とりあえず昨晩食べた「さけの塩焼き」が
頭を過ったので、
それを言う事にした。
40も過ぎるとこのへん
なんていうかイイカゲンである。
「最近、さけを食べると嬉しくて
しょうがないンだよね。
やっぱり日本近海物がいい。
背中部分から、切り身になっていると
先端の部分から食べはじめるとね、
大海原で泳いでいたさけの力強さを
感じずにはいられない。
そうしてお腹からトロの部分にいくと
もう、目もかすむような味わいが、
そうして皮のいちばん・・・」
と言うところで所定の1分になった。
好きなものを語り出すと
1分などあっという間である。
[おおたに]が
「先生ー、続きが気になる。
あとでもう一度メールしてください。」
いやいや、
自分の最も好きなものは
秘匿しておくに限る。