2011-08-24 朝の声 雨上がりの朝。 ひんやりとした風が吹いている。 庭の木々が水滴をまとい、 「チィィィィ」と 知らぬか知った鳥かの 囀(さえず)りが耳に届く。 カメラを手にして 1枚撮らせてもらおうと 家の中で身を潜めていたが、 気配を感じ取られたか まったく鳥の声は 聞こえなくなった。 露骨に気配を晒し過ぎたかも知れぬ。 そういえば先日、 2歳くらいの子どものむし歯を 治す際にも気を悟られた。 まだまだ修業が足りぬと 師匠の声が聞こえてくる。