院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

雪のカタマリ


「雪山!」


家人が息子の帰りを向えると、
息子は大きな雪のカタマリを
持って玄関に立っていたのだそうだ。


「近くのアパートで拾ったの」


昼頃に北見で雪が降ったのは本当だが、
積もるほどではなかった。
恐らくトラックか何かの車両が
積雪のあった地区で
ため込んだものを
北見で落としたのであろう。


息子が大事そうに抱えた
雪のカタマリを持って
家に入ろうとするのを
家人は慌てて止めたのだそうだ。



三宅が仕事から帰ると
息子は自慢そうに
その雪山の溶けた残りを
三宅に見せるのだった。


「雪山!」



まちがいなく彼は
オレの息子だ。