院長の「なんていうか」日誌

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ひよっこ料理人(1)ネタバレ注意!


雑誌[ビックコミックオリジナル]連載中の
ひよっこ料理人』のコミック第1巻が
いよいよ発売された。
魚戸おさむ先生が描く、
前作『玄米せんせいの弁当箱』に続く
料理コミックシリーズ第2弾である。
三宅は待っていたのだ。


http://d.hatena.ne.jp/miyake-yuu/20110826/1314363659
過去ログ:玄米せんせいの弁当箱10巻



主人公の[今田妃代子(ひよこ)]は
亡き母親が料理する姿を胸に、
料理教室を開く。
しかし生徒はなかなか集まらず
くじけてしまいそうな妃代子。


そんな中で出会った小学3年生[大井 旬]が
妃代子の料理教室に通うようになる。
3年生とは思えない知識を持つ旬だが、
妃代子から教わることは
図書館の本には書いていない、
大切なことであり、
次第に彼の秘めた想いを満たしてゆく。
そして少しづつ彼の父親[大井公太]の心をも
動かしてゆくのだった。



『玄米せんせい』と同じく
漫画の形をとりながら、
[食事]の大切さを伝える作品だ。


自分で炊いたごはんをおにぎりとして
[誰かの為に]にぎる意味や、
「おふくろの味」たる味噌汁への[想い]が
もう1人の主人公「旬」を通して
うまく表現されている。


どんなレシピ本や食育の本でも
こういった「大切な部分」はあまり
文字になっていなかったり印象には残らない。
そういった意味で大変希有で
優れた食育本ではないかと思う。



「おにぎりだ!」
「味噌汁だ!」
「玉子焼きだ!」
「お弁当作りたい!」


この本を読むとそう思わせられる。
そして美味しく料理する秘訣が
第1話に載っている。


どうぞ手に取って読んでみて欲しい。



個人的にコメントしにくいのは
妃代子の父親の職業が
歯医者なのだが、
端から見ると歯医者は
あんな感じなのだろうか。


ひよっこ料理人 1 (ビッグコミックス)

ひよっこ料理人 1 (ビッグコミックス)