院長の「なんていうか」日誌

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Mr.インクレディブル(2004年 アメリカ)


『もしスーパーマンが家族を持ったら』


Pixerが初めて人物を主人公にした作品である。
もともとはワーナーブラザーズの作品が
流れ流れてPixerで
制作することになった作品だ。


「スーパーヒーロー」という
特殊能力を持っているがために、
社会から阻害されるというシチュエーションは、
後年の[レミーのおいしいレストラン]でも活用されている。
両作品の監督、ブラッド・バード
好きなシチュエーションなのだろう。



それぞれの登場人物たちは
相当に掘り込まれており個性豊か。
よくよく家族間に起きる些細な事柄を観察し、
作品に登場させており飽きない。


主人公ボブの奥さんヘレンが
食事中に新聞を読むボブに
文句を言ったりするのを見ると
「日本もアメリカもかわらんな」と
ちょっと可笑しい。


エンターテイメントとして
うまく出来た作品だ。
1人で観るより家族といっしょに観ると
楽しさ倍増である。
きっと映画のどこかで
家族の誰かを連想するシーンが
登場するであろう。



映画[モンスターズ・インク]は
続編というか派生作品というか
主人公達の学生時代を描く
[モンスターユニバーシティ]を来年公開する。


その「過去を題材にする」手が行けるなら、
インクレディブルも
過去のスーパーヒーロー全盛時代を
描けばいいのだから映画化が可能!
ぜひお願いします!!
と、勝手に思うところである。