院長の「なんていうか」日誌

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梅林公園にて


19年前に父が小学生まで住んでいた
岐阜の家は見つける事が出来なかったが、
父や伯母が遊んだという公園は
そのまま残っている。



その『梅林公園』は
小学校から北側に歩いて
5分もかからない場所だった。



どうして『梅林』と名付いたか
公園に足を踏み入れてはじめて分かった。
『梅林』があるのである。
そのまんまだ。
我ながらどうして思いつきもしなかったか・・・
甚だ迂闊であった。



19年前、公園は確か入り口を見ただけであったが
公園の中央には美しい広場があり、
たくさんの梅の木と
目前には山がそびえ、
豊かな自然がそこにはあった。


父も伯母もここで遊び育ったのだと思うと、
思いがけず胸が熱くなった。
そしてますます岐阜が好きになった。



公園を歩きながら1つ気がついた事がある。


自分と兄は小学校入学の祝いに、
庭に木を植えてくれた。
そして最初の子、兄の木は『梅』であったのだ。


父がこの公園への想いが強く、
兄の木を梅としたのではないか。



父がやりそうなことで、
少々複雑な気分。