小児歯科学会大会の会場に着くと、
三宅には懐かしい先輩・後輩の顔ぶれが揃っていた。
主幹が昭和大学歯学部小児成育歯科学講座で、
三宅が歯医者になって研修したのが
この講座だからである。
先輩方も後輩方も目が真剣。
学会が大盛況である事が窺い知れた。
何もお手伝いが出来なかった事が心苦しいばかり。
参加と登録を済ませて、
当歯科衛生士たちを歯科衛生士セッションに連れて行こう。
毎回歯科衛生士セッションは大人気で
会場に入れない事もあるほどである。
当然早い時間に行って席を取るのだ。
しかし三宅の考えは甘かった。
セッション３０分以上前に到着したにも関わらず、
会場は歯科衛生士で溢れかえっていたのだ。
結局待ち時間＆セッションの２時間以上を
立ち見したのである。
ヒールを履いてきた衛生士は大変だったのではないか。
内容は素晴らしいもので、
即臨床に結びつくものであった。
来年はもっともっと早い時間に行こう。
