先の土日に三宅は札幌で
『入れ歯』の研修会に参加した。
「三宅先生何回目?」
と何人かの方に聞かれたが、
自分でも何回目だったかよく分からなくなってしまった。
しかしそれに見合った進歩があったかと云えば、
答えに窮する。
研修は実際に患者様を前にして
入れ歯の制作を見ることが出来るため大変勉強になる。
自分の診療に重ねて見ると
ずいぶんと自己流になってしまっていることがわかる。
特に材料の扱いが違う。
今年も入れ歯の大家(「おおや」ではない)の
手技を目の当たりにして、
改めて舌を巻いた。
『入れ歯』の歴史は古く
わが日本でも16世紀には実用的なものが、
すでに使用されていたようである。
歴史ある入れ歯の作り方を学ぶには
近道はないがジャンプアップは
可能だと以前大家は仰られた。
どんなものでも同じだと思うが、
入れ歯の道は深淵なものと思う。
学びて思わざれば則ち・・・