2015-08-04 遠い話 先日常連のKくんが久しぶりにやって来た。 幼少の頃から三宅の歯科に通って、 涙々に健診を受けたものだが、 今では中学生になって三宅より背が高くなった。 「小さい頃のこと覚えている?」 「ええ、よく泣いていましたよね」 頼もしい体つきで 三宅よりも太い声のKくんは はにかみながら、 かつ爽やかにそう応えた。 三宅には彼の涙が忘れられないが、 彼にとっては遠い過去の話の様子である。 なんだか歳をとった気がするが本当か?