上京途中の飛行機からは
噴煙をあげる山が見えた。
『雌阿寒岳』である
夏頃から噴火が活発になり、
警戒レベル2になって
登山が一部規制されるようになっている。
三宅が中学生の時には
登山旅行なる学校行事があり、
この雌阿寒岳に登ったものである。
雌阿寒の登りはハードなものであったと記憶しているが、
下りてしまえば良い思い出。
頂上で旅館が用意した弁当を食べたが、
容器一杯の白飯に「シャケ」ではなく
「マス」の焼いたものが乗っているというシンプルなもの。
マスは皮に弾力がある焼き上がりであったためか、
三宅の近くで食べていた女子たちが
一斉にマスを食べないと言い出して、
片っ端から三宅がもらった。
頂きマス!