「北の街ではもう・・・」
そう始まる同名の歌はとても有名であろう。
ところが娘に聞いても妙な即興を歌いだしたので、
年代によって知名度は違ってきているようである。
雌阿寒岳の次は襟裳岬上を通過したので、
このパイロットは三宅の好みを
なぜ知っているのかと一瞬思ったが、
単なる航路と思い直した。
今から20年ほど前、
近くの街に住んでいたので
何度かこの著名な岬まで足を運んだ。
岬近くの土産屋では
やはりあの歌が流れている。
「襟裳の春は 何もない 春です」
と歌詞にあるが個人的に思うに、
襟裳は豊かな土地だ。
海は荒々しく。そして美しい。
何もないどころか生命に溢れた岬である。
アザラシがいるそうだが、
飛行機からは見えなかった。
いつかまた。