「思い出のマーニー」は
ジブリが制作した長編アニメ映画の20作目。
この作品の後に長編の制作を休止すると発表された。
先月に地上波で放送があり、
映画館に行かなかった三宅はテレビで観たのだが、
とても印象に残って絵本まで買ってしまった。
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主人公の杏奈は喘息の療養のため、
札幌から釧路に夏の間いることになった。
両親は他界している杏奈は
ある事がきっかけで養母・頼子の事を信用できなくなり
孤独にさいなまれていたのだった。
療養先で出会った少女「マーニー」に
互いの悩みを打ち明けながら
親友となる2人だったが、
マーニーは全くもって不思議な少女だった。
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予備知識なく観た方が楽しめる作品だと思う。
正直「マーニー」の正体は
三宅が予想していたものとちょっと違っていた。
彼女という現象が実際にどうであったかは明らかにされない。
それは重要な事ではないのだろう。
杏奈とマーニーの深い結びつきが、
この作品の大切な部分なのではないか。
杏奈の悩みどころはものすごくリアルだと思う。
家族への悩みを丁寧に描いている。
さすがジブリと言ったところか。
後半のところで思わず泣いてしまった。
ジブリの作品で泣いてしまったのは
「となりのトトロ」以来である。
いい歳して児童向け作品で泣いてしまうとは・・・
子どもじゃあるマーニー。