「ヒツジが1匹、ヒツジが2匹・・・」
治療に来た子どもが
なぜかヒツジを数えている。
これは新しい!
なんのおまじないかと思ったが、
どうやら治療前に寝てしまえば
怖くないと考えたのではなかろうか。
なんて賢いンだろう。
それでは遠慮なく麻酔を・・・
「うーわーっ」っと泣き出す子どもをよそに
三宅がカウントを進める。
「ヒツジが5匹、ヒツジが6匹・・・」
結局泣いたのはその時だけで、
あとは上手に治療を受ける事が出来た。
強い子である。
治療後に「ヒツジ何匹まで数えたっけ」と三宅が聞いたら、
その子はニヤリとして母親と帰っていった。
またいっしょに数えよう。