何を隠そう三宅はテレビに出たことがある。
自慢話ではないが、
以前に読んだ本には『人が話すことは全て自慢』と
書いてあったのでやはり自慢話かも知れぬ。
小学5年生の時だったか、
当時は空前の「スーパーカーブーム」であった。
スーパーカーとは
フェラーリとかデトマソとか
ランボルギーニのことである。
そんなさなかに北見にも
スーパーカーを見せてくれる催し物が来ることになって、
同級生男子は色めきだった。
確か入場料が必要だったかと思う。
当然三宅も兄と一緒に観に行ったわけだが、
この際に地元のテレビ局がやって来ていて、
催し物の紹介と少年へのインタビューが
行われたのであった。
そう三宅がインタビューされたのである。
背の高いアナウンサーはこう聞いた。
「スーパーカーのどこが好きなの?」
「エンジンのところ」
これが三宅の初TV出演となった。
未だに『エンジンの部分』と云うべきだったと
残念がある。
自慢ですみません。