三宅が小学生の頃に父と行った喫茶店で
『ナポリタンハンバーグ』を食べた。
あまりにハンバーグが美味しかったので、
「ごはんが欲しい」とリクエストすると
父はたいそう困惑していた。
当時の三宅は「ごはん」なしで
食事した気分にならなかったのである。
そうして自分も父親になってから、
スパゲティの他にライスを注文する我が子を見て
驚きと懐かしさがこみ上げるのだ。
かくゆう、みやけゆうは
「ごはんがなくてもいいが、あってもまたいい」
という少々ワガママな父親になっていたのである。
その昔、
知り合いのカナダ人から
「Rice Eater !」
と呼ばれたのが懐かしい。