院長の「なんていうか」日誌

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休日当番の思い出


今日は日曜日であるが、
地域の休日当番医の担当日であった。


思い起こせば20年前の大晦日
休日当番医になったことが、
未だに印象深い思い出として残っている。


その大晦日
朝から電話が鳴りっぱなしであった。
気がつけば午後2時を回っており、
何かの間違いで担当する休日当番の受付時間を
スタッフが間違えたのかと思ったのである。


「受付終了の時間を過ぎているんだけれど」
そう受付のスタッフに伝えたら
当時の目が大きかったスタッフが
さらに目を見開いてこう言った。


「先生、今入っている患者様が11時過ぎに受付た方です」


返す言葉もない。
今思えば恥ずかしい話である。
何と言っても手際が悪過ぎたのだ。


20年後の休日当番は、
最初に数人いらしただけで、
後半は一人もいらっしゃらなかった。


晦日は特別なのだ。