「くまのパディントン」はイギリスの児童文学書である。
少し前の作品だが、パディントンを映画化したものを紹介しよう。
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1980年代のイギリスの探検家が
『暗黒の地ペルー』で出会ったのは
世にも珍しい喋るクマであった。
それから40年が経ち、
1匹のクマがペルーからイギリスまでやって来た。
彼の胸には「このクマをよろしくお願いします」と書かれたペンダントが。
クマは出会った家族から『パディントン』と名前をもらう。
一時的にその家族の元で居候することになったが、
次から次へと騒動を起こすのであった・・・。
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児童文学書の映画化だから
子ども向けに思われるが、
大人でも楽しく心温まる作品になっている。
役者さん方は皆いい味を出しており、
イギリスの有名な役者が続々登場する。
敵役の有名女優にちょっとびっくりするが、
ご本人が進んで参加したがったのだそうだ。
なので演技もキレキレ。
外国の映画賞『大人になりきれない人のための作品賞』を受賞しており、
観るとなるほど!と思わせられる。
特別にとんがった作品ではないが、
質の高い優れたものだ。
音楽もGood。
またもやサウンドトラックが欲しい三宅であった。