最近特に思うのは、
三宅は鳥に観察されているという自覚である。
毎朝にスズメが餌をねだるかのように
三宅を呼ぶのはマァ良い。
スズメは人間の側にいる
「そういう」鳥である。
ところが三宅が除雪をしていると、
必ずコガラが飛んできて、
『チッ、チッ』と近くの枝で鳴く。
偶然かと思うのだが、
特の午前中では高確率でやってくる。
何を見ているというのだ。
そうして除雪やら車の掃除やらしていると、
今度はハシブトガラスが隣の家のアンテナに乗る。
そうして三宅をキョロキョロ見ているのであった。
戯れにピタッと三宅が動きを止めて、
マネキンチャレンジのようにじっとしていると、
そのハシブトは首を傾げて『カァ』と鳴くのであった。
我が物顔で生活している私たちだが、
実は鳥に観察されて
笑われたりしているのではないか。
と、今日も氷を割りながら思いましたとさ。