このところ早朝四時にピタリと目が覚める。
決して早起きではない。
たぶん加齢のせいでもない。
ただ若い頃にできた「まどろむ」が
いまでは難しくなってしまった。
三宅だけであろうか。
「よっこらしょ」と言って
起き上がればもうオッサンそのものであった。
確か父はそういう掛け声をあまり発しなかったので、
母方かどこからかもらってきたものである。
外を見ても「雪が降った朝」でもない。
雪があれば経営者的に困りながらも
ワクワクするのだが、
それもない。
朝飯前の仕事は、
飼い犬の散歩であった。
寝てたかと思うと、
飛び起きてルンルンと庭に走る
わが飼い犬とは身体が起きるスピードが
違う様である。
もしかしてこのアンニュイな時間が
『新・まどろみ』か。