連日雨が降る北海道北見市。
これを蝦夷梅雨と呼ぶかどうかは知らないのだが、
どうにも湿度が高い。
そうしてふと診療の終わりに自宅の壁に目をやると
カタツムリが張り付いている。
どこから来たの!?
『♪でんでん むーしむし カタツムリ』
と思わず歌う三宅。
ちいさいころに実家のそばで
たくさんのカタツムリが住んでいて、
小学生であった三宅は
片っ端から捕まえてきて
家で飼ったのである。
エサはキャベツだったか忘れたが、
なんとタマゴを産むまでになった。
タマゴを産むとなんとなくカタツムリに
申し訳ない気持ちになり、
カタツムリ全員をフキの葉の上に放したものである。
家の中に持って帰ろうか
刹那に躊躇したが、
がんばって何処からかやって来た
カタツムリに申し訳ないし、
家族に叫ばれそうなのでやめた。
翌朝に同じ場所まで見に行ったが、
カタツムリは忽然と消えていたのである。
スピード早くね?