院長の「なんていうか」日誌

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ロボコップ(1987年 アメリカ)

 

ロボコップ/ディレクターズ・カット [Blu-ray]

ロボコップ/ディレクターズ・カット [Blu-ray]

  • 発売日: 2010/07/02
  • メディア: Blu-ray
 

 ロボコップは昭和最後の年に日本で公開された映画だ。

 

当時確か日本で大ヒットしたし、

三宅も映画館へ観に行った。

 

 

     ◆

 

未来のアメリカ有数の犯罪都市デトロイト。

街を牛耳る巨大企業オムニ社は、

犯罪対策のためにロボット刑事を制作するよう目論んだが、

その完成には生身の人間が必要であった。

デトロイトの警官マーフィーは

事件の捜査中に殉職してしまうが、

オムニ社は彼を「ロボコップ」として

生き返らせてしまう。

 

ロボコップは次々と事件を解決してゆくが、

あるきっかけで彼の記憶が蘇ってくる。

自分がマーフィーであると確信したロボットは、

犯人を探し始めるのだが・・・。

 

     ◆

 

アメリカはこういう低予算・B級映画を作るのが得意だ。

時々それが大ヒットして世界的なシリーズにしてしまうことがある。

ロボコップもそのクチで映画が他に3本製作され、

アニメーションにまでなった。

 

話の内容は勧善懲悪のアクション映画だ。

ただ全編にアメリカに対する皮肉があふれ、

マーフィーが自分を取り戻していく様子が

この映画のカタルシスだ。

 

先日、久しぶりにこの映画を観たが、

やはりCG全盛の今にするとチープ感は否めない。

しかしロボコップのロボット的表現は秀逸。

悪役も本当に憎たらしく、

ロボコップが続々と悪者をやっつけるのは

まさにアメリカ映画そのものだ。

 

アナログな映画だがエネルギッシュ。

元ネタが日本の特撮「宇宙刑事ギャバン」で

わざわざデザインの模倣の許可を

とっているのだそうだ。

 

クライマックスで悪者が日本語を使うのも

そういったオマージュが見えて嬉しい。

 

何かを真似るなら

こういう昇華させたものに

したいものだ。

 

お時間があればぜひ。