院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

木で出来たカフェ

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 三宅が小学6年生の時に

父が連れて行ってくれた喫茶店は

かなり変わっていた。

 

そもそも父は喫茶店が好きだったので、

一時期は行ったことのない喫茶店に

片っ端から行っていた記憶がある。

 

父はコーヒー。

三宅はジュースがお決まりで、

父が気に入れば長時間滞在し、

そうでなければ15分も経たずに

お店を後にした。

 

その6年生で行った喫茶は、

新しくできたばかりであった。

まず外観が当時の喫茶店らしくなく、

木をふんだんに使った建物だった。

かといってログハウスでもなく、

モダンな室内には薪ストーブが備えられ、

大変居心地の良い喫茶店であった。

 

確か喫茶店でありながら、

住宅展示場にもなっていたと記憶している。

その木のスタイルで家を建てますと、

テーブルごとにパンフレットが置いてあったのだ。

 

この時に三宅が食したのは

ビーフカレー。

もともと建築士になりたかった父親だったので、

その柱や外壁を見てブツブツと

父のイメージが大きく湧き上がったのを次男は感じた。

そのとき「これでは寒いのではないか」などと

父は言っていたと思う。

 

この喫茶店が、

みやけゆう歯科医院の建物の原型になった。

 

みやけゆう歯科医院の完成を見ても、

父はこの喫茶店のことは忘れていた。