三宅が小学5年生の時、
下校中に従姉妹にばったり会った。
高校生だった従姉妹は
三宅を連れて家に帰ると、
ホットサンドを作ってくれた。
これが三宅が生まれて初めて食べた
ホットサンドである。
そんなハイカラなものを
食べた事がなかったので、
それはそれは感激した。
自分の家に帰った三宅は
母に願い出る。
「ホットサンド作って!」
母の回答はこうだった。
「なにそれ」
当時の母もパン好きだったと思うが、
ホットサンドには
ほとんど関心なかったのである。
三宅が人生2回目の
ホットサンドを口にするのは、
それから10年経ってから。
いまからでもホットサンドメーカー
買おうか…。