「守株(しゅしゅ)」という言葉がある。
昔ある国の農夫が木の切り株のそばで休んでいると、
ウサギが走ってきてその切り株にぶつかり死んでしまった。
なにもしていないのにウサギを手中にした農夫は
その切り株の場所でウサギがぶつからないか
ずっと見張るようになった。
当然ウサギはやってこず農夫は損をするのだった。
という話から
『過去にこだわって進歩のないこと』を
「守株」というのだそうだ。
最近はこの話をよく思い出す。
長く生きていると過去の成功体験を
周到してしまう自分がいるのである。
そうして進歩がない・・・。
幾つになっても、
過去にこだわりたくないものだ。
ないものだ・・・
ないものだ・・・
ものだ・・・ものだ・・・
しかし切り株のそばが安心。
それが人情であろうか。