院長の「なんていうか」日誌

みやけゆう歯科医院のオフィシャルページ

切り株のそばで

f:id:miyake-yuu:20210812230848j:plain

「守株(しゅしゅ)」という言葉がある。

 

昔ある国の農夫が木の切り株のそばで休んでいると、

ウサギが走ってきてその切り株にぶつかり死んでしまった。

なにもしていないのにウサギを手中にした農夫は

その切り株の場所でウサギがぶつからないか

ずっと見張るようになった。

当然ウサギはやってこず農夫は損をするのだった。

 

という話から

『過去にこだわって進歩のないこと』を

「守株」というのだそうだ。

 

最近はこの話をよく思い出す。

長く生きていると過去の成功体験を

周到してしまう自分がいるのである。

そうして進歩がない・・・。

 

幾つになっても、

過去にこだわりたくないものだ。

 

ないものだ・・・

ないものだ・・・

ものだ・・・ものだ・・・

 

しかし切り株のそばが安心。

それが人情であろうか。