犯罪心理学者が1万人の犯罪を起こした『子ども』に
面接をした知見から書かれた、
親(保護者)が子どもへ
どういった声がけをすべきかを解いた本だ。
文体は平易に書かれており、
サクサクと読める。
しかし子育てをしている者としては
なかなか重い言葉があって
読みながらグッと詰まってしまう。
たとえば、
『親のよかれが子どもにとっていいとはかぎらない』
『「勉強しなさい」が信頼関係を破壊する』
『「頑張りなさい」が意欲を破壊する』
などとショッキングとも言える見出しが続く。
問題行動を起こす子どもの親に『よかれと思って』
という立場にいる人が多く、
それが子どもに呪いをかけているという。
怖い、怖い。
最後まで読むのが怖くなっているが、
子どもを救う言葉を知りたい。