三宅が小さい頃は
『〇〇同好会』なるものが
学校内でいくつか生まれていた様に思う。
もちろん正式に学校の活動として
認められている会ではない。
友達同士の集まり程度である。
こういった同好会は生まれては消え、
また別な同好会が生まれていった。
確か小学5年生の頃に
三宅は『まんが同好会』に所属していた。
たしか4人ほどのミニマムなものだ。
会員それぞれが好きなまんがの
イラストを描いて見せ合ったり、
まんがの感想を話し合ったりしたものだ。
当時「マカロニほうれん草」なるまんがが
大ヒットしており、
とくに男どもがエッチなシーンに
『うひょうひょ』していたものである。
今見るとエッチでもなんでもない。
もしくは「ドラえもん」が絶対的な人気を誇っていて、
連載されていた『小学5年生』を毎月楽しみにしていた。
勢い余って『小学6年生』まで親にねだって買ってもらい
楽しく読んでいたものだ。
いまの小学生にまんがの話をしても
一定数読んでいる子はいるものの、
ドラえもんすら読んだことのない子が
たくさんいてショックを受ける。
もしかして『同好会』も絶滅しているのではないか。
怖くて聞けない。