院長の「なんていうか」日誌

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学校健診の悩み


今日の午前中は小学校の
歯科健診であった。
健診とは歯医者にとって
緊張の走るものである。


「一期一会」などというと大袈裟だが、
ほとんどの子どもとは
年に1度会うだけであるので、
フォローのしようがないのである。
健診の内容は正確にしたい。


ゆえに健診は気合いを入れて、
間違っても眠気など起さぬよう、
朝食も控えめにして
臨んだのである。



今日の北見の気温は暑く、
28度はあったであろう良い日であった。
健診を行う部屋はあちこちの
ドアが開けられていて、
風通しが良いようにとの
先生方の気遣いがありがたい。



しかし、健診中にそれは起こった。


おもいっきり給食室の香りが
風に乗って三宅のところまで
流れてくるのである。
これはツライ。
重ねて言うが、
朝食は控えめだったのである。



「グウ。」


身体は正直である。
たちどころに三宅の胃が返答し、
健診中の男子1名、女子1名が
三宅の鳴ったお腹に気がついた。


三宅は単純である。
かんたんに出来ているのである。
「グウ。」と鳴ったのに
グウの音も出ない。



一緒に健診に来ていた
歯科衛生士の[さとう]が言った。



「今日はミートボールですね♪」



「グウ。」