クジャクチョウは
羽根を広げると
大きな目玉を持っている。
天敵から身を守るのだろう。
この目玉模様がクジャクの
羽飾りに似ているから
海外でもPeacock(クジャク)と
呼ばれるのだそうだ。
三宅が幼稚園の頃は
この「目玉」が怖くてたまらなかった。
飛んでくると身を固めて
追いかけられないように
したものである。
ひとたび羽を閉じると
まるで枯れ葉のようである。
『擬態』まで持っているのだが、
この枯れ葉模様が素晴らしくて
大人になった三宅は
心を奪われるのだった。