昨晩は気温が下がって
ますます紅葉の色づきが
鮮やかになった。
そんなことを思っていたら、
みやけゆう歯科医院でお願いしている
庭師の方がいらして
剪定を始めたのである。
三宅は植物において、
枝や歯がボウボウと
生えっぱなしが好きなのである。
これは父がそうだったからで、
父が植木屋の入った後の
落胆ぶりが記憶に残る。
はたして
当院の植木屋は
バッサバッサと枝を落とし始めた。
良い枝ぶりになっていくと
分かっていても
落ち着かない気持ちである。
昼休みに三宅は植木屋さんに挨拶したが、
なぜか植木屋さんは
三宅と目を合わせないのだった。
口を開かずとも
三宅の気持ちが
だだ漏れしているのであろう。