院長の「なんていうか」日誌

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夜の龍


札幌駅前のJRタワーから夜景を見ると、
都会に来たのだと思い知らされる。


眼前に広がる夜景は、
札幌の碁盤の目の様な道路が
まるで無限に続くかの様に
彼方まで広がり、
それはそれは素晴らしい景観である。


札幌の藻岩山から見る夜景は
北海道三大夜景の1つなのだそうだ。
もう一つは「小樽の夜景」であり、
最後の一つは世界に名だたる「函館の夜景」で、
これまた絶景である。


さて、このオホーツクでの夜景は
どうなっているのだろう。


北見の夜景はやはり「北見が丘」が綺麗である。


しかし、三宅が最も美しいオホーツクの夜景はと訊かれたら、
それは迷わず「網走市」とお答えする。
網走の天都山という山から見下ろす夜景ではなく、
飛行機の上から見た夜景の事である。


昨年の6月だったか、
陽が沈み、オホーツクの海がオレンジの色を
わずかに残した時間に、
三宅は研修帰りで網走の上空にさしかかった。


能取湖側から網走の南端をかすめ、
呼人からの網走川が市街に沿って走り、
オレンジ色した川からオホーツク海への入口で
大きく湾曲した街の灯は、
やがて知床へ向かって伸びる海岸線に連なり、
あたかも天に昇る金色の龍のような美しさである。


この夜景を見た時、
思わず感嘆の声をもらしてしまった。
しかし残念ながらこの夜景を見るときは、
常に飛行機は着陸態勢に入っているため
一切の電子機器は使用禁止であろう。
よってデジカメで写真は撮れないのである。




惜しい、実に惜しい。
だれか写真を持っていないものだろうか。