院長の「なんていうか」日誌

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接遇研修

今日1日休診させて頂いた。
予約がとれずにお待ち頂いた患者様には
大変申し訳なく思う。
我々が行った研修の内容は
「接遇研修」であった。


「接遇」とは何であろう。


「接」はつなぐ、
「遇」とは思い掛けなく出会うことであり、
「心を込めて人に接すること」
という意味である。
英語で言う所の「マナー:manner」、
フランス語で云う「エチケット:etiquette」なのだが、
西洋の言葉に日本流の「接遇=おもてなし」という
意味合いが含まれているか少々疑問である。


みやけゆう歯科医院でこの接遇研修を
行うようになって9年、9回目となった。
なぜこの研修を行うようになったかと云えば、
三宅の口下手を直したいという想いから、
「スタッフにも付き合ってもらおう」という
三宅のワガママが出発点である。


9年して三宅の口下手はあまり変わらないが、
スタッフの接遇スタイルは
みやけゆう歯科医院の<風土>として根付いたようだ。


現スタッフの歯科衛生士は誰もが
一定のレベルに達した接遇のスキルを
持っていた様である。
それは個人の資質なのか、
歯科衛生士学校で教わったものかどうか
まだはっきり聞いていない。


少なくとも我が母校の歯科大学では
歯医者のタマゴにその様な講義を
行ったことはなかったと記憶する。



講師の坂部先生は
現在でも客室乗務員として
空を飛ぶ<接遇のプロ>である。
昨年も沢山のご指南を頂戴した。


我が衛生士達も果敢に「坂部プロ」に挑んだが、
特に受付対応のロールプレイングで
全員「こてんぱん」にされていた。
三宅は偉そうに見ている立場であったが、
自分が受付に立ってプロの目に敵うかと
聞かれたならば、全く自信はない。
ああ、歯医者で良かった。


「接遇」とは誠に意味も実践も実に深く、
その習得には果てしない道が続いているように
思えてならない。



しかし自動販売機のようにお決まりの
言葉しか言えない歯科医師
そして歯科衛生士では
これまたいけないと、
今回強く確信するに至った。



これからも宜しくお願い致します。